「私のようなフリーのインディーズアーティストは、ライブが出来なければ収入はもちろんありません。だけど、今だからこそライブ配信の魅力をたくさんの人に伝えていけるのではないか、ライブに行けない代わりに配信で音楽を楽しんでいただけるのではと思えるようになりました。終息後には必ずもう一度ワンマンライブを開催したいです。それまで、私の音楽で少しでも元気や勇気を与えられたらと思っています!」

 無観客ライブの後、ゆめまるちゃんは4歳の誕生日をむかえた。ゆめまるちゃんの存在こそが、大変な日々の中での支えになってくれているという。緊急事態宣言以降、ゆめまるちゃんも保育園に通うことができなくなり、自宅で一緒に過ごす日々が続いた。

「保育園を自粛し、子育てしながらの配信は、思った以上に大変でした。まだかまってほしい時期でもありますし、コロナの状況を理解することも難しいと思いますし」

 時々、「ゆめも歌いたい!」と、配信に参加したがることもあるそうだ。

 もし将来、「ゆめ、アイドルになりたい!」と言われたら、元アイドルのママはどう反応するだろうか。

「それはもう、『どんな契約か、見せて!』と、条件とかとことんまで調べます(笑)」

 その目はさぞ厳しいだろう。(※インタビューの一部は、リモート方式で行いました)

(本誌・太田サトル)

※週刊朝日オンライン限定記事

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