オランダのマキシマ妃、英国のエリザベス女王、ベルギーのマチルド妃ら各国の王室の女性たちを、ファッションデザイナーのドン小西さんがファッションチェックした。
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どこもまだまだ混乱中なんだろう。世界の王室の女性たちにも、いつもとはひと味違う素顔が見えるよね。まず、オランダのマキシマ王妃。大胆な色や柄のファッションで知られるけど、この日はゲッツ!のダンディ坂野みたいな全身黄色。しかも自転車で公務だもの。このマイペースが元気の源か?
同じ原色でもこちらは気品が違うベルギーのマチルド王妃。そもそも上流階級の出で、ゴールドのアクセサリーと真っ赤な上下に、オーダーした同色のマスクを合わせた浮世離れしたセンスも、いかにもロイヤルだよね。欧州では王妃がマスクをしただけでなんて優しい方!ってニュースになるし、ありがたみも増してそうだよ。
最後は、久々に元気な姿を見せた英国のエリザベス女王。英国調のぶっとい袖のジャケットはお付きの人が用意したもので、唯一、頭のネッカチーフだけがご本人の趣味と見た。少女みたいなかわいらしい素顔がのぞいて、94年の人生を思わずにいられないよな。ま、みなさんセンスはともかく、こんな非常時にも、キャラのアピールに成功しているのは、さすがです!
■評価は……?
●マキシマ妃(オランダ王妃)
4DON! 「黄色で元気とマイペースを表現」
●エリザベス女王(英国女王)
2DON! 「ピンクはいいが上着が大きすぎ」
●マチルド妃(ベルギー王妃)
3DON! 「王室の品位が赤いマスクにも」
※満点は5DONです。
(構成/福光恵)
※週刊朝日 2020年6月19日号