全国童貞連合会長の渡部伸さん(38)はこの文面にグッときたという。
「経験の少ない男性だと、ここまでハッキリ言ってくれないと積極的になれないものなのです。彼女はほかにも『ハンサムですね』とか、好意を持っているというサインをたくさん示して、男性が迫りやすいように細かく配慮してくれている」
大胆発言のあとは、
〈私は外見には自信はありませんが、今まで真面目に生きてきたということに関しては自信はあります。内面は磨いてきました。仕事も勉強も一生懸命です。男性なら誰でもいいとは思っていません〉
と謙虚さをアピールするのも忘れない。
ちなみに、この文面は営業のプロから見てもなかなかのものらしい。
営業研修を手がける「フレイ」社長の小原瑞穂さんは言う。
「話の進め方は拙速ですが、このメールのようにデメリットを先に述べるのは有効です。例えば『この車は高いけど安全性が高いですよ』というように。後者のほうが印象に残るので聞いた側はデメリットを納得してしまうんです。木嶋被告も容姿には自信がないという一方、内面についてしっかりアピールしていますね」
【(中)に続く】