内海桂子さん(C)朝日新聞社
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内海桂子さん(右)と林真理子さん(撮影/工藤隆太郎)
内海桂子さん(右)と林真理子さん(撮影/工藤隆太郎)
1977年に銀座で開かれた「今昔演芸特選会」の舞台に立つ内海桂子さん(右)と内海好江さん(C)朝日新聞社
1977年に銀座で開かれた「今昔演芸特選会」の舞台に立つ内海桂子さん(右)と内海好江さん(C)朝日新聞社

 現役最高齢の漫才師で、漫才協会名誉会長の内海桂子(本名・安藤良子)さんが22日死去した。97歳だった。内海さんは漫才コンビ「内海桂子・好江」で人気を博し、演芸界に多大な足跡を残した。プライベートでは、77歳の時に24歳年下の男性と結婚して注目を集めた。

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 内海さんは2017年5月に本誌で作家の林真理子さんと対談。24歳年下の夫と結婚するまでのエピソードや、若い頃の子育てについて語っていた。2017年5月5-12日号で掲載した対談の一部を再録する。

*  *  *

林:ご主人の成田さんが師匠の大ファンだったというのは有名な話で。アメリカの航空会社にお勤めのとき、師匠の自宅に突然電話をかけて、その1カ月後に対面を果たされたんですよね。お二人が結婚なさったときは、大ニュースでしたよ。

内海:最初は結婚という形じゃないけどね。息子が「自分より年下の親父なんて認めない」と言ったから。

林:お付き合いされたのは、師匠がおいくつくらいのころですか。

内海:えーと……。

成田:同棲30年です。

林:ということは、いまの私ぐらいの年齢のときに、24歳年下の人が現れたわけだ。私にも希望がありますね(笑)。私の周りでも華やかな女性は、すごく年下の男性と結婚しているんですよ。

内海:いや、若けりゃいいってもんじゃないよ。男と女は同じぐらいな了見でいられるのがいいんです。

林:成田さんはお若いけど、師匠と同じ了見をお持ちだった?

内海:(成田さんを指して)あの方はあたしをもてあそべるからいいんですよ。この年になって誰も遊び手がいなかったら、つまんないもん。

林:いま、籍は入れていらっしゃる?

内海:ええ。一緒に暮らし始めてから10年後に、私のほうの籍に入ってもらいました。

林:師匠、ご結婚は成田さんが初めてですか。

内海:あたしが最初に男を知ったのが20歳で、一人で息子を産みました。5年後、次の相手との間に娘が生まれたので婚姻届を出したんだけど、届けたのが相手の本籍地の呉市(広島県)だったから、原爆や戦後のどさくさで受理されてなかったの。その人は働かないし、ヒロポン中毒になったから別れました。だから初婚ということになってるの。

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「うちの亭主をとった」とイチャモンを