メイン画像
メイン画像
この記事の写真をすべて見る

気象庁が15日に発表した1か月予報によると、この先、全国的に気温は平年より高い傾向です。フィリピン付近では、今後も対流活動が活発なことが予想され、台風が発生する可能性があります。

九州~関東では曇りや雨の日が多い 全国的に高温傾向

気象庁が15日に発表した1か月予報によると、九州から関東では、10月の終わり頃にかけて、湿った空気や秋雨前線の影響を受けやすく、曇りや雨の日が多い見込みです。気温は、全国的に高温傾向で、秋の深まりはゆっくりでしょう。とはいうものの、11月に入る頃からは、北海道や東北で、寒気の影響を受けやすくなる見込みです。

1週目(10月17日~10月23日) 秋雨は大雨の恐れも

1週目(10月17日~10月23日)は、本州付近は前線や湿った空気の影響を受けやすいでしょう。九州から近畿、東海、関東では、平年に比べて曇りや雨の日が多い見込みです。特に17日頃は、前線の活動の程度によっては、東海や関東で大雨の恐れがあります。

気温は、沖縄・奄美は、まだ夏の空気に覆われる日があり、平年より高いでしょう。九州から関東は、平年並みか高い見込みです。北日本付近には、暖かい空気が流れ込みやすく、北海道や東北は、平年より高いでしょう。

2週目(10月24日~10月30日) 北海道ではかなり高温も

2週目(10月24日~10月30日)は、西日本や東日本は、太平洋側を中心に湿った空気や前線の影響を受けやすいでしょう。九州から近畿と東海、関東は、平年に比べて雨が多い見込みです。中国地方や近畿の日本海側、北陸も、秋晴れの日は少ないでしょう。一方、北日本付近は、高気圧に覆われやすく、東北や北海道では、晴れる日が多い見込みです。

日本列島は、暖かい空気に覆われやすく、気温は全国的に平年より高いでしょう。特に北海道では、かなり高くなる日もある予想です。秋の深まりは、ゆっくりでしょう。

3~4週目(10月31日~11月13日) 太平洋側を中心に秋晴れ多くなる

3~4週目(10月31日~11月13日)は、北日本を中心に寒気が流れ込みやすくなるでしょう。北海道や東北の日本海側、北陸では、平年と同様に曇りや雨の日が多い見込みです。北海道や東北の太平洋側は、晴れの日が多いでしょう。関東や東海、近畿から九州は、秋らしく天気は数日の周期で変わり、平年に比べて晴れの日が多い見込みです。沖縄・奄美も天気は数日の周期で変わるでしょう。

気温は、北海道や東北は、平年並みの見込みです。関東から九州は、平年並みか高いでしょう。沖縄・奄美は、平年より高い予想です。

フィリピン付近で対流活動が活発 台風発生の可能性も

画像E
画像E

10月に入ってから、海面水温が高い日本の南で台風14号が発生し、日本列島に接近しました。また、南シナ海からフィリピン付近では、9月から対流活動が活発な周期にあたっており、台風15号と16号は南シナ海で発生しました。15号、16号は、いずれも北西へ進み、日本から離れていきました。

南シナ海からフィリピン付近の対流活動は、10月の終わりにかけても活発で、11月に入ってもフィリピンの北部を中心に活発な状態が続く見込みです。このため、今後も熱帯低気圧や台風が発生する可能性があります。台風の発生は、10月の平年値は3.6個で、今年はこの値を超える可能性があります。