現在放送中の柴咲コウ主演ドラマ「35歳の少女」(日本テレビ系)に出演している女優の橋本愛(24)。不慮の事故で25年間も眠り続け、心は10歳のまま35歳の少女として目覚めた主人公・望美(柴咲)の成長を描いたドラマで、橋本は望美の3歳違いの妹役を演じている。大手広告代理店に勤務し、仕事ができるしっかり者だが恋愛には不器用な“かまってちゃん”タイプで、姉が25年間の眠りから目覚めたことで取り巻く環境が変化し、家族に強く当たってしまうという性格のアラサー役を好演している。
2013年に放送されたNHK連続テレビ小説「あまちゃん」でヒロインの親友役を演じ、一気にその名がお茶の間に浸透した橋本。その後、同作に出演していた有村架純や松岡茉優が橋本以上にブレイクしたが、最近はNHK大河ドラマ「いだてん」や5年ぶりに民放連ドラのレギュラーとなった。「同期のサクラ」(日本テレビ系)など話題作に相次いで出演し、大きな存在感を放っていた。橋本といえばクールでミステリアスな印象もあり、演技派女優としてステップアップしていきそうだが、最近の言動を見ると、より独自の世界観を築いているようだ。
「プライベートでは明るい性格で『あげぽよ』などの若者言葉も頻繁に使っていると、昨年放送されたバラエティ番組で明かしていました。その理由が独特で、若者言葉は今しかない儚い言葉で、いつか死語になって消えてしまうので、今使っておこうと考えているのだとか。また別の番組では、人生のバランスは絶対に50点対50点のイーブンで終わるので今が悪くても大丈夫と、若者へ応援メッセージを送っていました。なかなか深みのある考え方で、とても20代前半とは思えないですよね」(テレビ情報誌の編集者)
ユニークな着眼点を持っている橋本だが、5月4日にインスタグラムのストーリー機能を使ってファンからの質問に答えた際のやりとりの秀逸だった。「自分の価値って何だと思います?」という質問には、「自分で自分を認める価値 他人一切関係ない そもそも命に価値はない 矛盾をはらむことこそ真理 ※個人の見解です」と回答。また「彼女の作り方」を聞いてきたファンに対しては「磨け 寄ってくる」と返答し、世界史の暗記方法についても「世界史を勉強した記憶がない 実質中卒」と返すなど、切れ味の鋭さも見せていた。