――いまも娘は同じ学校に通っているんですか?

すでに別の学校に通っています。誤解されたくないのですが、私は「ネグレクト」という言葉を使った週刊誌に怒りをぶつけたいわけではありません。不毛な争いするつもりはないんです。事実ではないということをお話ししたいだけです。

――記事には、同じ学校に通わせる保護者のコメントとして、「あびるさんは才賀さんに娘との面会を許可してもらえないことで落ち込んでいる」との記載もありました。

それについては事実だと思います。確かに彼女は落ち込んでいるのでしょう。でも娘を会わせられない理由があります。それは一つではありません。

――その理由を教えてください。

まずは、離婚の原因にもなった彼女の「酒癖」です。離婚直後から、私はずっと「娘が会いたいと望むなら母親に会わせたい」と考えています。そのための条件が「お酒を断つ」ことです。それでも離婚後、彼女はSNSに酒場にいる様子を投稿したり、共通の知人から話を聞く限り、いまだにお酒を飲み続けているようです。離婚する前、彼女が泥酔して夜遅くに帰ってきたり、寝ている娘を起こしたりすることがありました。そんな母親の姿を二度と娘にみせたくないんです。

――現在、娘の親権や面会交流をめぐって調停が行われていると聞きました。現状を教えてください。

親権と監護権については、まだどうなるかわかりません。離婚後の生活は安定しているので、なんとか「現状維持」の判断がなされるように願っています。年内には難しいと思いますが、来年の早い段階で結論は出るのではないでしょうか。面会交流については、すでに10月から実験的なものが始まっていて、私の母が付き添った形で元妻と娘を会わせています。うまく進めばいいと願っていましたが、残念ながらそこでの出来事で、より一層、娘を会わせたくないと思うようになりました。

――何があったんですか?

面会に付き添った私の母によると、元妻は待ち合わせの時間に遅れてきたそうです。ようやく実現した娘との再会なので、じっくり娘との時間を持つのだろうと思っていたら、なぜか学校のママ友を呼んで、子どもたちを公園で遊ばせ、自分はそのママ友と話していたそうです。もしかしたら、すべてが「たまたま」起こったことなのかもしれません。でも、そこでの出来事を含め、これまでの彼女の言動からは、自分を犠牲にしても娘を一番に考え、なにがなんでも娘に幸せな日々を与えたいと考えているようには思えない。やはり、いまの彼女に娘を渡すことは絶対にできないのです。

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あびるに伝えたいこと