
「沈黙することでかえって誤解を与えることになってしまう」
聖なる夜を前にした、“異常事態”だ。12月24日、宮内庁トップが、秋篠宮家の長女、眞子さまと婚約が内定している小室圭さんの金銭問題について、2度目の言及をしたのだ。
さかのぼること2週間前。小室さんの代理人弁護士が宮内庁の坂下門をくぐった。西村泰彦長官は弁護士に連絡を取り、宮内庁で面会が行われた。
その翌10日、西村長官は、会見の場で金銭問題について、
「責任を果たすべき方が果たしてゆくことが重要」と話した。そして説明をすべき方は、と聞かれて「小室さんの弁護士、小室さんご本人とお母様」と答えた。
この一件は、「長官が異例の苦言」と報じられ、世間の小室さんへの批判は、勢いを増した。
西村長官は周囲に、「あんな形で取り上げられてしまうとは…」とこぼしたという。
直後の女性誌の直撃にも「口がすべった」と応え、会見などを通じて「苦言ではない」「小室さんを責めたわけではない」と微妙な軌道修正をかけはじめた。
だが、皇室ジャーナリストは首をひねる。
「警視総監と内閣危機管理監を務めた西村氏は、相当優秀な人物。口がすべったという表現には違和感を覚えます。強い言葉のあとにブレーキを踏んだ。手綱をひいたりゆるめたりしているのではとも感じます」
そもそも、長官が内親王の婚約内定者に公の会見で言及したのだ。
「すくなくとも両陛下や秋篠宮両殿下には、発言内容についてご報告を済ませていると考えるのは、ごく自然です」(元宮内庁幹部)
長官は24日の会見で、誤った情報があれば、小室さん側がきちんと正しつつ、金銭トラブルに関する対応の説明を行うという認識を弁護士と共有したとも話している。
いよいよ小室さんが金銭問題に向き合い、「説明」する場が設定されるわけだ。
では、小室さん側の説明はいつになるのか。
ニューヨークのフォーダム大学に留学中の小室さんは、現在3年目の最終学年に在籍する。