■昭和のロックバンドのファンだった!?

「意外な音楽趣味も有名でしょう。なんと70~80年代に活躍したロックバンド・甲斐バンドのファンだそうで、小学生の頃、送り迎えをしてくれていた母親の車では常に甲斐バンドの曲が流れていて好きになってしまったと語っていました。今では、自らギターで甲斐バンドの曲の弾き語りもしているそうです。23歳という年齢を考えるとかなり渋い趣味ですが、流行をあまり気にしない純粋さも感じますよね」(前出の編集者)

 そんな小芝だが、母がくれた言葉を今でも大切にしているという。

「『夢に向かって努力すること、夢をあきらめないこと、成功した自分を想像すること』という3つの言葉を母からもらい、今でも大切なものとインタビューで明かしていました。特に『成功した自分を想像すること』という言葉がいちばん好きで、苦しい時にこの言葉を思い出すそうです。そんなところからも真っすぐな強さが伺えますし、一方、心の不純さを感じない。それでいて演技が上手いとなれば、同性も好感を持ちやすいのでしょう」

 小芝に何度かインタビューした経験のある、ドラマウォッチャーの中村裕一氏は彼女の今後についてこう分析する。

「2019年に『トクサツガガガ』でブレイクして以降、女優として順調にキャリアを積み重ねている印象です。昨年10月に放送された単発のドラマ『書類を男にしただけで』では、男性として広告代理店に入社するという難しい役どころを見事に演じ切りました。コメディエンヌとして評価の高い彼女ですが、演技の基本がしっかりしているからこそ、ドラマが安っぽくならない。そこに、彼女本来の明るさや性格の良さが加わることで、他の誰にも真似できない魅力を醸し出しているのだと思います。インタビューした際、どんなに取材が立て込んでも笑顔を絶やさず応対する姿は、まさに芸能人の鏡でした。2021年はテレ朝以外の民放テレビ局で連ドラの主演を務める彼女をぜひ見たいですね」

 立て続けにドラマに出演している印象が強い小芝。人気は上昇中かつ素直で嫌みのないキャラクターゆえ、将来は朝ドラのヒロインに抜擢されるということもあるかも!?(丸山ひろし)

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