年始に「愛の不時着」のヒョンビンとソン・イェジンの交際というホットなニュースが駆け巡り、まだまだ熱い韓流。巣ごもりが続く中、2021年版の見るべき韓流ドラマ・映画を一挙紹介。
まず「韓国TVドラマガイド」の高橋尚子編集チーフの今期イチオシ作は、1月18日から日本での放送がスタートした話題作「悪の花」だ。14年間生活を共にしてきた夫(イ・ジュンギ)の正体は、連続殺人犯の息子で共犯者として指名手配されている男で、しかも、妻(ムン・チェウォン)はその男を追う刑事というサスペンス。
「サスペンスでありながら、中身は夫婦の愛の物語。夫は、自分には人並みの感情がわからないと思い込んでいるのですが、妻が窮地に立たされると咄嗟(とっさ)にかばうなど、その行動は愛そのもの。彼と妻がたどり着く選択に引き込まれていきます」(高橋チーフ)
2月放送開始の「18アゲイン」は、ハリウッド映画「セブンティーン・アゲイン」(2009年)のリメイク版ドラマ。18歳の時にできちゃった婚をした夫婦が、37歳になって離婚の危機に陥る。だが、ある日突然、夫だけ18歳に変身してしまい、人生をやり直そうとするファンタジーだ。
「18歳になった夫を演じるのは、今年ブレークが期待されるイ・ドヒョン(25)です。37歳の妻役のキム・ハヌルとの相性が合うのか心配していたのですが、意外にもときめきがあります」(同前)
大人気ウェブ漫画原作の「女神降臨」も4月中旬の放送開始が決定した。メイクによって女神のように美人になる女子高生を2人のイケメンが奪い合う三角関係ラブコメディー。
「顔よし、運動神経抜群の完璧優等生チャウヌと、ヒロインにちょっかいを出す不良っぽい少年ファン・インヨプが、火花を散らして争う。『花より男子』の道明寺司と花沢類のどっちを選ぶのか、という黄金の少女漫画の世界を楽しめます」(同前)
続いての注目作はイ・ビョンホンが9年ぶりにドラマに主演した「ミスター・サンシャイン」(18年)。韓国ではtvNで放送、日本ではNetflixで配信。韓国で視聴率18%を超える大ヒットを記録した。