その他、ゴイコエチェアやユングベリ、ワンチョペなど、欧州の有名クラブで活躍しながら日本では期待値以下の働きで1年のみで退団した選手は多くいるが、試合に出ていればまだマシな方。中には1試合も出場しなかった選手もいる。
2016年7月に徳島ヴォルティスに加入したMFアチーレ・エマナは、長くカメルーン代表の主力としてプレーし、2010年の南アフリカW杯では背番号10を背負ったスター選手だった。クラブレベルでもトゥールーズ(フランス)、ベティス(スペイン)で活躍。しかし、34歳でやって来たJリーグでは一度も公式戦のピッチに立つことがないまま、在籍半年で退団。高い身体能力と技術を持つ実績十分の万能アタッカーのはずだったが、彼が徳島でどのようなプレーをしていたのかを知る人物は、ほとんどいない。
今オフ、残念ながら昨季のMVP・オルンガは日本を去ったが、その代わりに新たな助っ人たちがJリーグの舞台で戦っている。果たして、神戸に加入したブラジルの超逸材は暴れ回るのか、新たな衝撃と発見はあるのか。是非とも多くのサポーターの記憶に残る活躍を見せ、コロナ禍が続くJリーグを盛り上げてもらいたい。