「まん延防止等重点措置の段階で、予約を取り消しするお客様がそれなりに出ており、残られていたお客様もそれほど多くはありませんでした。申し込みいただいた方には返金対応をしております」(クラブツーリズム)

 JTB総合研究所は26日、今年のゴールデンウィーク中の国内旅行者数は950万人、前年比190%(2019年比39.6%)という推計を発表した。昨年は緊急事態宣言の対象が全国だったのに対し、今年は緊急事態宣言および、まん延防止等重点措置の対象地域が限定されているため、昨年よりも旅行者が増えるとみている。

「旅行を予定している人は、安全・安心が担保でき、なるべく旅先の住民との接触が少ない場所や近場を選ぶ傾向が見られます。旅行者も慎重になっているので十分留意して旅行するかと思います」(JTB総合研究所)

 2年連続で強いられる「我慢のゴールデンウィーク」。人の動きはどの程度抑えられるのだろうか。

(AERA dot.編集部 岩下明日香)