主要SNSの総フォロワー数が200万超え! 同世代から根強い人気を誇る、双子モデルでクリエーターの「りかりこ」。動画配信アプリでの「双子ダンス」投稿をきっかけにファンを増やし、現在では松阪市(三重県)ブランド大使も務める。ソーシャルタレントとして幅広く活動中。
「ドラマも音楽も食べ物も……韓国が大好き」と話すりかりこが、韓国の人気作家の最新作『ミカンの味』(朝日新聞出版)を読んだ感想を語り合った。
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4人の女子中学生が主人公の『ミカンの味』。多感な時期に悩み、迷いながらも歩む姿が、ていねいに描かれている。著者は、韓国で130万部を超える大ベストセラーとなった『82年生まれ、キム・ジヨン』のチョ・ナムジュ。『ミカンの味』は、彼女の待望の最新作でもある。
『ミカンの味』を読んで、真っ先に思ったのは、「わかる、共感できる」だと、りかりこは話す。
りか:中学時代を振り返ることがあまりなかったから、この本を読んで「ああ、こんなことあったな」って、14歳のころの景色が目の前に広がりました。
りこ:私たちも、女の子3人や4人で過ごすことが多かったです。自分たちも含めて、もう1人の友だちと登下校や部活で一緒でした。中学のときって、思ったことをすぐ口に出して言っちゃうことがあって……。
りか:めっちゃ喧嘩してました。友だち同士の喧嘩なのに、先生を巻き込んだこともあったなって、思い出しました。
りこ:本を読んで、こういうことがあったなぁ、あっ、これもあるあるって。思い出して懐かしんだり、共感したりすることがたくさんありました。
■そんな意味じゃない、気持ちがうまく伝わらない
りか:喧嘩のスタートは、ほんまに小さな事でした。バトミントン部で、よく4人で一緒に行動していたんですけど、あるとき3対1に分かれちゃったことがありました。りこも含めて3人のほうに私もいたんですけど、1人の子が、私たちの行動が原因で傷ついてしまって、すねちゃったことがありました。
りこ:言葉一つとっても、何が気に障ったのか、ちょっとわからなくて。そんなつもりで言ったんじゃないよ、って何回かなぐさめたりもしたけれど、結局、その子自身もすねとるから、仲直りがうまく出来なくて。