コメント欄には批判の声が多いが、「記事見たけど笑えたから勝ちっしょ」、「好感度気にしてたら動画つまらなくなりそうだからどんどんゲスい動画やってくれ」などえびすじゃっぷを擁護するような書き込みが見られる。「コロナ病棟勤務の看護師です。未だにこんな考えの人がいるのかと涙が出てきます。日々限界の中業務に励んでいますがやっていることが全部無駄な気がしてしまいます。この動画をみて鬱になりそうです」というコメントに対しても、「お前は言われた仕事をしているだけだろ。世の中を救う立場とでも勘違いしてんのか?」、「はいはい"自称"医療従事者の茶番コメントお疲れさんで~す」など攻撃的な書き込みが。

 YouTuber事務所の関係者は、「イメージが大事なタレントがテレビに出演するのとは違い、YouTuberは一定数の『信者』と呼ばれるファンがついていれば、動画再生回数で稼げる仕組みになっています。だから謝罪せずに強気に自分のスタンスを貫けるとも言える」と指摘する。

 YouTubeの視聴者の中には、「こういう社会のルールを逸脱して正当化を訴える人間を野放しにするYouTubeの運営もどうかと思う。未成年も見ているんだし、社会への影響を考えてYouTubeのアカウントを停止するとか厳しく取り締まるべきだと思う」、「YouTuberがもてはやされるようになって、社会のモラルがどんどん低くなっているように感じる。動画再生数さえ稼げればいいと思っているから、人の迷惑も考えていない。もちろん、一生懸命にプライドを持って仕事をしているHIKAKINみたいなYouTuberがいるのは分かっている。言論の自由とか言うけど、社会のルールや法律を守ってから言える権利でしょ?そのマナーを守れないならYouTubeのアカウントを剥奪した方がいい」などの訴えが。

 YouTuberは、世に出回る「子供のなりたい職業」で1位になるなど社会的影響が多い。模範的行動を示してほしいとは言わないが、社会のルールを守り、胸の張れる行動をしてほしい。(牧忠則)

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