
■渡辺祥子(映画評論家)
評価:★★★★
漁師一家と美術商の家族を出会わせ、何が生まれるのかと思ったら、なんとLGBTQの啓蒙映画!? 男性カップルを誕生させるために越えなければならない問題を並べながら、少年の恋心を見せたりして可愛い風を吹かせる。
■大場正明(映画評論家)
評価:★★★★
父親たちの同性婚を、それぞれの家族がどう受け入れるのかという単純な図式ではない。父親の愛情に恵まれなかった長女ともう一人の父親との関係を掘り下げる視点が新鮮。登場人物に寄り添う作り手の洞察が素晴らしい。
■LiLiCo(映画コメンテーター)
評価:★★★★
どんな形であろうと家族は一番難しい。それをこんなに面白く描く。羨ましい気待ちになりました。こんな陽気なお父さん、こんなにわかりやすく不満を表現する娘。人間らしくていいじゃん! ガーデンでワイン飲みます!
■わたなべりんたろう(映画ライター)
評価:★★★
あっけらかんと描いているが、かなり大胆な展開をする。年を重ねてから同性の異性愛者の友情が恋愛に変わるかは難しい面もあるだろうが、そう感じさせない。新しいようで、深く描き込んでもいないような過渡期作品か。
(構成/長沢明[+code])
※週刊朝日 2022年12月16日号