全国順次公開中のイタリア映画「泣いたり笑ったり」。海の男・カルロに扮したのは、近代イタリアを代表する名優ヴィットリオ・ガスマンの息子であり、日本でも「神様の思し召し」などでなじみのある人気俳優アレッサンドロ・ガスマン。ロケ地ガエータの美しさも見どころ。
バカンスを過ごすため南イタリアの港町ガエータの別荘を訪れたのは、快楽的に人生を享受する裕福なカステルヴェッキオ家と、代々漁師の労働者階級のペターニャ家。価値観や家族観もまるで対照的な二つの家族を待ち受けていたのは、トニ(ファブリツィオ・ベンティヴォッリオ)とカルロ(アレッサンドロ・ガスマン)、両家の父親同士の再婚の知らせだった。
それを聞いた双方の家族は大混乱! 元恋人や子どもたちたち、果ては孫まで巻き込んで、バカンスは大騒動に。なかでもトニの長女ペネロペ(ジャスミン・トリンカ)とカルロの長男サンドロ(フィリッポ・シッキターノ)は猛反対。果たして両家の諍い、父親たちの恋の行方は──。
本作に対する映画評論家らの意見は?(★4つで満点)