ドラマのサイトには当時、パパ活について「身体の関係がなく、デートをするだけで金銭的支援をしてくれる」と書かれていた。

「パパ活はいわゆるデートクラブで、風営法ではなく自治体の条例で規制している。今は数百社が届け出ているが違反行為の温床となってしまっている」(捜査関係者)

 ある運営会社の関係者はパパ活を立件するのは難しいはずと語る。

「パパ活サイトの女性からのメッセージのほとんどは『意味わかりますよね…?』などと抽象的な表現をしている。実際に当人たちが行為を行ったとしても恋愛感情があったと言えば罪には問われないだろう」

 警察は今回の事件のようにパパ活には様々な危険がつきまとうと警告する。

「明らかに売春が目的と判断されれば売春防止法の周旋に該当する可能性がある。それにサイト上ではパパ側の素性はわからない。今回のケースのような犯罪はいつでも起こりうると気づくべきだ」(警察関係者)

 警視庁ではA容疑者のパパ活の利用歴と事件との関連を詳しく調べている。(野田太郎)