カンニング竹山
芸能人で家族の人数ですら知られたくないという人もいるかもしれない。そういう人は撮影してはいけないと思う。なおかつ、芸能人本人の写真であっても、オフの姿は撮影してはいけないと思う。撮影するんだったら、許可が必要なのと、お金が必要だと思う。それをこの30年間くらいの間で、勝手に撮影をやり過ぎちゃっていて、そこの部分だけ、なんだか野放しじゃないか？
写真誌が発売された当初は、紙の雑誌だけだったんですよね。それを買うことで写真と記事を見る事ができたわけじゃないですか。今は写真誌を手にいれなくても、朝でも真夜中でもTwitterを見ていると、その写真が出てきちゃう。見ようと思っていなかった人でも写真誌の記事と写真を見ちゃったりする。だから、その点からも勝手に撮影したものを掲載してしまうのはダメだと思うんですよね。
今こそ、タレントさんのプライベートは撮影しないってことにしなければいけないと思う。ドラマのロケ現場を隠れて撮影して掲載している記事も最近よくありますけど、ドラマの宣伝効果があると言われますが、そんな風に撮られたくないって思う人もいる。ドラマの制作者の中には、撮影を全て終えて、編集して、音もつけて、完成した作品を見てくださいという人もいるかもしれない。女優のAさんは、ドラマの役名「B」として役を演じているから、女優Aではなくドラマの中で作り上げられた「B」として見てくださいと、制作側は考える場合もある。
それで言うと、この間逮捕されたファスト映画の件は、お金の損害が出るから著作権の侵害でしょってなったわけですけど、写真誌がドラマのロケを隠れて撮影して掲載するのとなんら変わりがないと思った。根底、一緒じゃないか？
今はテレビ局はスクープ取れないんですよ。昔は取材したいタレントの家に行ってピンポンを鳴らしていた。タレントの家の近くで待ち伏せしていきなりカメラ向けていたんですよ。今は、テレビ局とタレント事務所の関係とか社会的な立場とかからできない。写真誌だけがこのままの状態というのはなんだかヘンな話で、最低限のルールとしては、本人以外は撮影しない。モザイクをかけるからといって奥さんとか子どもとかは撮影しない。
カンニング竹山
ジェーン・スー
西崎彩智
ゲッターズ飯田
