「(ヘミングウェイ)斎藤工に似てる」
「…あなたの番です」
「女子高生トリオ老けすぎだろ!」(何か意図があるのか、本当に老けてるんです女子高生)
いやもう、まじセルフツッコミ。自らボケて自らツッコむ新機軸ドラマ? 言いたいことはドラマ内で先に言われちゃうせいか、リアルSNSではそれほど考察が盛り上がってない気配。
ヘミングウェイを迎えに来る、いかにもあやしいNPO法人「しあわせの鐘の家」。彼をめぐる人々や、殺された者たちがしている鳥のポーズ(炎上してない方のDAIGOがやる「ウィッシュ」みたいな型)。
失踪し続ける女児たち。旧ソ連の超能力研究。座礁した某国の工作船。予知能力。ゲノム解析。1400年前からの約束。広げた風呂敷デカすぎよ。
そしてその風呂敷、決して畳まれることが無いことも、重々承知している。漂う風呂敷が漂着する先は最終回、「すべての真実は、この後TELASA(テレビ朝日の有料動画配信サービス)で!」っていう海岸でしょ?
カトリーヌあやこ/漫画家&TVウォッチャー。「週刊ザテレビジョン」でイラストコラム「すちゃらかTV!」を連載中。著書にフィギュアスケートルポ漫画「フィギュアおばかさん」(新書館)など
※週刊朝日 2021年9月3日号