(2) 会社のカルチャーを知るための質問
「社風になじめるか」「価値観を共有できるか」は、面接担当者も気にするところ。逆質問によって理解を深めましょう。人事担当者や現場担当者との面接で、次のような質問を投げかけてみてはいかがでしょうか。
<質問一例>
● 社員の皆さんは普段、どのようにコミュニケーションをとっているのですか
● 社員の皆さんは、どんな性格タイプの方が多いのですか
● ○○社長はどんなお人柄なのですか
なお、こうした質問に対して面接担当者が楽しそうに話すようであれば、社内の雰囲気は良好と判断していいでしょう。
(3) 長期的視点で取り組む意欲を感じさせる質問
特に、リーダーやマネジャーなどのポジションを目指す方であれば、事業部長~役員クラスが相手の面接では、長期的な視点・高い視座での質問を心がけるといいでしょう。ただし「今後の事業展開は?」といった曖昧な聞き方ではなく、具体性を持たせて今後の計画を聞いてください。
<質問一例>
● このサービスは現在○○を対象とされていますが、今後ターゲット層を広げていく計画はありますか
● 競合他社では○○などのオプションサービスを提供する動きがあるようですが、御社では今後新しいサービス展開を検討されていますか
このとき、「私はこれまで○○を手がけてきましたので、その経験を生かして○○分野への展開もできるのではないかと考えています」などと付け加えれば、評価アップにつながる可能性があります。
公式サイトや採用情報サイトは目を通しておく
以上、3つの方向性の「OK質問」をご紹介しましたが、これらの質問も「公式サイト・採用情報サイトを読めばわかること」に含まれている可能性があります。可能であれば、面接前に最低限、公式サイトと採用情報サイトは読み込んでおきましょう。なるべくならSNSでの発信、メディアの記事なども目を通しておくことをお勧めします。経営陣が相手の最終面接なら、経営者個人のSNSもチェックしてみてください。
これらを読めば、「気になるネタ」も発見できると思います。「○○にこう書かれていましたが~」と、具体的に掘り下げる質問をすれば、「ちゃんとうちの会社のことを調べた上で興味を持ってくれている」と好印象を持たれるでしょう。