料理研究家の黒田民子さんが教える「家つまみでひとやすみ」。今回は「ベーコンと野菜のピンチョス風」。
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まだ外食がままなりませんが、そんな時こそ家つまみのレパートリーを増やして“家バル”開店!残暑が厳しいので手間のかかる料理はおっくう。ささっと炒めてできあがる、ピンチョス風のおつまみで一杯どうですか?
作り方は簡単ですが、材料を細かく切ると早く火が通ってしまうので要注意。食感が残るよう、ひとくちサイズに切り揃えましょう。角切りにすると、あとでピンチョス風に串刺しができますよ。
まずはオリーブ油でベーコンを炒め、続いてそのうまみが出た油で野菜を炒めます。少し焼き色が付く程度に香ばしく仕上げるのがおいしく作るコツ。
最後にバルサミコ酢を回しかけ、全体を和えたら完成です。甘酸っぱいお酢の風味が具に絡んでお酒によく合うんです。もし余ったら、ご飯ではさんだ「おにぎらず」にして召し上がってください。四角い海苔を敷いた上で、この料理をご飯ではさみ、海苔で包んでどうぞ。麦茶と一緒のランチにオススメですよ。
(構成/沖村かなみ)
ベーコンと野菜のピンチョス風
【材料】(2人分)ベーコン(ブロック)50g、シシトウ20g、生椎茸30g、白ネギ25g、黄ピーマン20g、オリーブ油大さじ1、塩・黒胡椒各少々、バルサミコ酢大さじ1
【作り方】(1)ベーコンは角切りに、シシトウは半分に、生椎茸は1/4に切る。白ネギは長さ2cmに、黄ピーマンは角切りにする。(2)(1)の野菜に軽く塩、黒胡椒を振る。(3)フライパンにオリーブ油を入れ、ベーコンを先に炒める。(2)の野菜を炒め、ほどよく焼き色が付いたらバルサミコ酢を加えて全体に絡め、火を止める。(4)器に盛り付け、軽く塩(分量外)を振る。
【ワンポイントアドバイス】ベーコンや野菜は歯ごたえを残したいので、ひとくちサイズに切るといい。材料を炒めてほどよく焼き色が付いたら、最後にバルサミコ酢を回しかける。
※週刊朝日 2021年9月24日号