ペットはもはや大事な家族。読者とペットの愛おしい日常のひとコマをお届けします。今回の主役は、猫のタラちゃんとギンちゃんです。
【写真】こんな姿見たことない! 枯れ葉をやさしく抱えて立ち上がる猫
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5月から猫2匹が家族に加わった。当時、推定生後7カ月だった元野良の兄妹猫だ。
私はペットを初めて飼うのだが、今までは完全に犬派だった。
猫には、なにかと爪でひっかく、ようじみたいなキバでかまれたら腕に穴あきそう、懐かないだろ、感情がなさそうだな、化けて出そう、犬みたいに賢くないでしょ──そんなイメージを持っていたからだ。
だが、夫が猫を飼ってみたいと言うし、猫を探そうと訪ねて行った保護猫団体さんでは兄妹猫飼いをゴリ押しされるし……。結局、いきなりいっぺんに猫2匹を引き取ることになってしまったのだった。
猫と生活して約7カ月たった。
あぁ、たまらない……、可愛すぎるやろ。
猫が感情乏しいって言ったやつ誰だ? うちの猫ちゃんはものすごい感情豊かだぞ。
そして、動きがコミカルで面白すぎる。リアル「トムとジェリー」のトムみたいだ。
毎日楽しすぎる。
いつもはクールな猫たちだが、先日私に叱られて泣いた息子のそばに2匹(写真左が雌のタラ、同右が雄のギン)が寄って行き、慰めるような感じの行動をとった。
そして、黒猫のタラが振り向いて、私の目を見て「にゃー」と鳴いた。まるで「お母さん、許してあげなよ」と言われたようだった、本当に。
猫が好きになりすぎて、私の脳内が沸いてるだけかもしれないが。
可愛くて不思議でコミカルで優しい猫たちよ。わが家に来てくれて本当にありがとう。
猫又になったっていいから一生私のそばにいておくれ、と真面目に思っている。(岐阜県多治見市/43歳/会社員)
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※週刊朝日 2021年12月31日号