ブログやSNSで副業を始めるうえで、収益化の方法を知ることも大切。おすすめは、初心者でも挑戦しやすいネット広告「アフィリエイト」だ。その仕組みや稼ぐコツをしっかりと押さえておきたい。AERA 2021年12月27日号の記事を紹介。
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ブログやSNSを収益化する方法としては、アフィリエイトも有名だ。まずはASPと呼ばれるネット上の広告代理店に登録する。自分のブログやSNSに張られたリンクを経由したユーザーが広告主のサイトで商品購入や有料会員登録などをすると、規定の報酬がもらえる。
誇大な宣伝文句でカネを稼ごうとする悪質なアフィリエイターが増えたため、アフィリエイトそのもののイメージがいいとはいえない。ただ、アマゾンや楽天市場で販売されている商品を自分のブログやSNSで紹介するアフィリエイトなら初心者でも挑戦しやすいのでは? 自分のリンクを経由して何かモノが購入されると、紹介料として“ユーザーの購入金額の何パーセント(上限あり)”がもらえるという単純な仕組みだ。大事なのは、「必ずしも自分の紹介した商品が買われなくてもいい」ということ。自分の張ったリンクからアマゾンなり楽天市場に飛んだユーザーが、たまたま別の商品を買った場合でも、その購入金額のごく一部があなたの収益になる。あなたの紹介リンクを踏んだユーザーが損することは何もなく、もちろん買うモノの値段も変わらない。
アマゾンは「アマゾンアソシエイト・プログラム」、楽天市場は「楽天アフィリエイト」というサービス名だ。アマゾンアソシエイトは事前審査の条件を満たせば承認が下りる。楽天アフィリエイトは審査なしだが、アマゾンアソシエイトに比べて紹介料率が少し低い。ツイッター上でデジタルマーケティングに関する情報を配信し、4万6千人のフォロワーを集める「おおき」さん(@ossan_mini)によると、毎年11月下旬の「ブラックフライデー」の期間だけで1千万円以上を稼ぐ人もいるという。
「アマゾンはお買い物セールをよくやります。多くのアフィリエイターがSNSや自サイトにリンクを張るので競争は激しいですが、チャンスはあります。楽天市場は『お買い物マラソン』などのキャンペーン時が狙い目。自分も楽天で買い物する人なら、自信をもっておすすめできる商品があるはず」
(ジャーナリスト・安住拓哉、編集部・中島晶子)
※AERA 2021年12月27日号より抜粋