タンク・アンド・ザ・バンガス、マセゴ/アレックス・アイズレー参加の新曲「ブラック・フォーク」解禁
タンク・アンド・ザ・バンガス、マセゴ/アレックス・アイズレー参加の新曲「ブラック・フォーク」解禁
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 米ニューオーリンズ出身の4人組、タンク・アンド・ザ・バンガスが、ニュー・アルバム『レッド・バルーン』から最新シングル「ブラック・フォーク」を配信リリースし、リリック・ビデオも公開された。

 「ブラック・フォーク」には、トラップ・ハウス・ジャズの開拓者でもあり、累計3億回再生を超えるFKJとのコラボ曲「Tadow」などで知られるサックス奏者/シンガー/ラッパーのマセゴと、アイズレー・ブラザーズのアーニー・アイズレーを父に持つ新世代の歌姫アレックス・アイズレーをフィーチャーしている。詩人でもあるバンドのフロント・ウーマンのタリオナ“タンク”ボールがアフリカン・アメリカンへ向けた賛美的な詩を披露し、そこにアイズレーによる美しいフック、そしてマセゴがリードしていく楽曲後半が印象的なトラックとなっている。米国で2月はブラック・ヒストリー・マンスとなっているが、それにふさわしいタイミングでのリリースとなった。

 この曲について、バンドのフロント・ウーマンであるタリオナ“タンク”ボールは「この曲は、アフリカン・アメリカンの全てに向けた私の愛についての歌なの。私たちのあらゆる美しい側面や、苦しみ、笑い、食事、音楽、そして家族の秘密、そういった全てのことよ。そしてシシリー・タイソンやセリーナ・ウィリアムズ、タイラー・ペリーといった“成し遂げた”人々についても歌っているわ。これは全てのアフリカン・アメリカンに捧げる詩なの」とコメントしている。

 2022年5月13日にリリースされる『レッド・バルーン』は、【グラミー賞】にもノミネートされた2019年のメジャー・デビュー作『グリーン・バルーン』以来、3年振りとなる待望のセカンド・アルバムとなっている。コロナ禍でツアーがキャンセルとなった時間を利用して制作され、前作のパワフルさやポジティブさはそのままに、よりポップでハッピーなサウンドへと進化しており、楽曲で世界の不安や混沌を希望で包み込む作品に仕上がっている。録音は米ニューオーリンズとロサンゼルスで行われ、制作作業を通じてバンドの結束はより強いものとなったとのことだ。ジェイコブ・コリアー、レイラ・ハサウェイ、クエストラヴ、ウェイン・ブレイディ、ビッグ・フリーディア、トロンボーン・ショーティ、ジャミソン・ロスといった豪華ゲストも参加もしている。

◎リリース情報
アルバム『レッド・バルーン』
2022/5/13 RELEASE
UCCV-1191 / 2,860円(tax incl.)
https://tankandthebangas.lnk.to/Red_BalloonPR

Photo: cJeremy Tauriac