グリーン・デイのビリー・ジョー・アームストロング、「アメリカ国籍を離脱する」とライブで宣言
グリーン・デイのビリー・ジョー・アームストロング、「アメリカ国籍を離脱する」とライブで宣言
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 現地時間2022年6月24日、グリーン・デイのビリー・ジョー・アームストロングが、女性が中絶をする権利を保護した「ロー対ウェイド裁判」の判決を米最高裁が覆したことを受け、ウィーザーとフォール・アウト・ボーイとの共同ツアー【Hella Mega Tour】のロンドン公演で感情を爆発させた。

 ビリー・ジョーは、「アメリカなんてクソくらえ」とステージから呼びかけると、「アメリカ国籍を離脱する。ここ(イギリス)に移住するよ」と宣言した。「ただでさえ世の中にはアホなものが多すぎる。あんな国と呼ぶのも躊躇したくなる惨めな場所に帰りたいとは思わない」と続けると、観客が大歓声で応えた。さらに、「嘘じゃない。俺のことを見る機会が今後増えるよ」とビリー・ジョーは付け足した。

 今回の「ロー対ウェイド裁判」の判決の覆しを批判しているアーティストは他にも多数いて、英【グラストンベリー・フェスティバル】ではオリヴィア・ロドリゴ、メーガン・ザ・スタリオン、フィービー・ブリジャーズ、そしてビリー・アイリッシュらがステージ上でコメントしている。オリヴィアはリリー・アレンを迎え、「ファック・ユー」のパフォーマンスを、サミュエル・アリート、クラレンス・トーマス、ニール・ゴーサッチ、エイミー・コニー・バレット、ブレット・カバノーの5人の米最高裁判事に捧げた。