関東甲信地方は大気の不安定な状態が続き、今夜遅くにかけて、局地的に非常に激しい雨や雷雨となるでしょう。一気に道路が冠水するような大雨になる所も。帰宅時間帯は滝のような雨や落雷や竜巻などの突風にも警戒してください。
関東甲信 あちらこちらで雷雨
きょう4日(木)、前線が日本海から北陸地方を通って日本の東にのびており、前線上の低気圧が三陸沖を南東に進んでいます。
関東甲信地方は、大気の状態が非常に不安定です。夕方になって再び雨が降りやすくなり、東京都心などを含む所々に活発な雨雲や雷雲がかかり、落雷も発生しています。
午後5時現在、東京都心で雷鳴が鳴り響いています。落雷や竜巻などの激しい突風、降ひょうの恐れがありますので、不要不急の外出はなるべく控えて安全な場所でお過ごしください。
また、午後5時現在、東京都中野区など23区内でも一部に大雨警報が発表中です。低い土地の浸水に警戒してください。
きょう4日夜~あす5日明け方 滝のような雨やどしゃ降り
きょう4日(木)は、北陸地方は活発な前線の影響で、過去に例がないような記録的な大雨となり、災害が相次いでいます。
この前線があす5日(金)朝にかけて、東日本を南下するでしょう。関東甲信地方は広い範囲で雨が強まる見込みで、大雨に警戒が必要です。
関東甲信地方は、今夜は雨が降ったりやんだりで、雷を伴った非常に激しい雨が降り、大雨になる所がありそうです。雨雲が予想以上に発達した場合は、大雨警報の範囲が広がる可能性があります。特に、東京都、群馬県や長野県で大雨警報の発表される可能性が高くなっています。
あす5日(金)の朝まで雷雨にご注意ください。
あす5日(金)の日中は、いったん雨があがっても、また所々で雨雲が発達し、降ればバケツをひっくり返したような激しい雨が降る恐れがあります。いったん雨がやんでも、再びザっと強まる雨に注意が必要です。
予想降水量
4日に予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、
関東地方北部:50ミリ
関東地方南部:50ミリ
甲信地方:50ミリ
伊豆諸島:30ミリ
5日に予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、
関東地方北部:30ミリ
関東地方南部:30ミリ
甲信地方:40ミリ
伊豆諸島:30ミリ
4日18時から5日18時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
関東地方北部:100ミリ
関東地方南部:100ミリ
甲信地方:80ミリ
伊豆諸島:80ミリ
関東甲信地方は、きょう4日(木)夜からあす5日(金)にかけて、滝のような雨や、道路が冠水するような激しい雨が降る見込みです。
土砂災害、河川の増水や氾濫に厳重に警戒し、低い土地の浸水に警戒・注意してください。
街中でゲリラ豪雨(局地的な大雨)が発生 避難のポイントは
ゲリラ豪雨(局地的な大雨)が街中で発生すると、アスファルトなどによって水はけが悪いために、思わぬ所に水が溜まる恐れがあります。そこで、避難の際は、次の3つのことに注意が必要です。
①雨宿りをする際は、建物の地下室や、地下街などではなく、建物の1階以上の場所を選びましょう。橋の下も、川が増水する恐れがありますので、絶対に避けて下さい。
②浸水した道路を歩く時は、とても危険です。水の流れに足をとられてしまう恐れがあるだけでなく、足元が見えないので、側溝やマンホールに落ちてしまう可能性もあります。やむを得ず、水の中を歩く場合は、棒などで足元を確認しながら進みましょう。
③アンダーパスなど低い所を通る道路では、車が水につかると、水圧によって、ドアが開かなくなることもあります。運転の際は、なるべく低い所を通る道路を避けるよう、心がけてください。