キム・ペトラス、サム・スミスとのコラボ曲「Unholy」全米1位獲得に「ただただ感謝」
キム・ペトラス、サム・スミスとのコラボ曲「Unholy」全米1位獲得に「ただただ感謝」
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 2022年10月24日、ドイツ人シンガーのキム・ペトラスが、サム・スミスとのヒット・シングル「Unholy」が米ビルボード・ソング・チャート“Hot 100”で1位になったことを祝してSNSに投稿した。

 キムは、「NUMBER ONEEEE HOT 100!ただただ感謝」と綴り、「サム、これまで何年も一緒に同乗してくれて、感謝してもしきれません。現時点で既に500くらいありそうだけど、あなたの初の全米No.1に参加できてとても光栄です。永遠に愛しているよエンジェル、サム」とコラボレーターをシャウトアウトした。

 TikTokから火がついたこの楽曲は、3週間かけて徐々に同チャートのTOP3を上り詰めた。キムとサムはそれぞれが“Hot 100”史上初めてトランスジェンダーとノンバイナリーを公言するアーティストとして1位を獲得した。また、「Unholy feat. キム・ペトラス」は、10月29日付のチャートの時点で米ビルボードの両グローバル・チャートで4週連続首位を獲得している。

 この曲が2位を記録した時の米ビルボードとの独占インタビューで、キムは音楽業界におけるトランスジェンダー・アーティストの先駆者としての自分の立場を振り返り、「私は今よりも難しい時代に育ったんだと思います。10年前には、自分の存在がこれほどまでに受け入れられるとは想像もできませんでした。音楽が良くて、仕事がマジでめちゃくちゃうまければ、成功できます。私はこの5年間で、自分と同じような若者たちのファン層を作り上げてきました。自分のコミュニティーと、最初からいてくれているファンの味方になるのが私の仕事なのです」と語っていた。

 過去5年にわたり、「I Don't Want It at All」、「Can't Do Better」、「Coconuts」といったファンに人気のある楽曲をリリースしてきたキムにとって、「Unholy」は初めて“Hot 100”入りした楽曲となる。彼女は現在、次のソロ・シングル「If Jesus Was a Rockstar」のリリースに向けて準備している。