ジャスティン・ビーバー、2023年のツアー日程を全キャンセルか
ジャスティン・ビーバー、2023年のツアー日程を全キャンセルか
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 現地時間2023年2月28日にフロンティア・ツーリングが、ジャスティン・ビーバーが予定していた【ジャスティス・ワールド・ツアー】のオーストラレーシア5都市6公演の中止を発表したあと、2023年に予定されていた残りの日程も中止となったようだ。

 オーストラリアとニュージーランドでのスタジアム公演のキャンセル理由は明らかにされておらず、報道時点では、ジャスティンとツアーの広報担当者は米ビルボードからのコメント要請に応えていない。

 3月1日の時点で、チケットマスターのサイトでは2023年の【ジャスティス・ワールド・ツアー】の全日程がキャンセルされたと表示されている。ツアーは当初3月2日にアイルランド・ダブリンの3Arenaで再び始まり、その後仏パリで4夜、ポーランドでの公演が予定されていた。

 ジャスティンの公式サイトにはツアー日程が記載されておらず、チケットマスターのサイトによると、2024年に米国で予定されていたいくつかのアリーナ公演もキャンセルされている。米CNNによると、2月に公演が行われる予定だった英ロンドンのチケット所有者には、28日の夜にイベント会社AXSから“O2アリーナで行われる予定だったジャスティン・ビーバーの公演は残念ながらキャンセルされました"という内容のメールが送られてきた。シェフィールドのユーティリタ・アリーナのサイトにも、2月25日の公演がキャンセルされたことが記されていた。

 昨年6月にジャスティンは、神経疾患であるラムゼイ・ハント症候群の影響で顔の一部が麻痺したため、1か月の日程を終えた時点でツアーを中断すると発表していた。彼は当時、ファンに向けたメッセージに、「この病気の結果、【ジャスティス・ツアー】の北米公演を全て行うことができませんでした 」と綴っていた。彼はさらに、しばらく休んで家族や医師と相談したあと、ツアーの欧州公演を敢行したと説明していた。

 9月にブラジルの【ロック・イン・リオ】での公演を終えた後の心境について、彼は、「ステージを降りた後、疲れが襲ってきて今は自分の健康を優先しなければならないと気付きました」と明かし、「だから、当分の間、ツアーを中断することにしました。僕は大丈夫ですが、休養して良くなる時間が必要です」と綴っていた。

 ジャスティンは1か月後にステージに戻ったが、わずか6回の公演で再び休養が必要だと語った。ツアー・プロモーターのAEGプレゼンツによる【ジャスティス・ツアー】は、彼にとって2016~2017年の【パーパス・ワールド・ツアー】以来のグローバル・ツアーだった。

 このツアーは当初、【チェンジズ・ツアー」として2020年にスタートする予定だったが、新型コロナウイルスのパンデミックにより2021年まで延期され、さらに2022年2月まで再延期された。その後ジャスティンは2022年6月まで北米各地でライブを行い、海外公演も重ねたあと、ラムゼイ・ハント症候群から回復するためにツアーから離れ、12月まで残っていた2022年の日程をすべて白紙に戻した。

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