飛躍。
爆上げ。
漢の精神年齢、飛躍的に爆上がり。
15歳。
いや~、ありがとうございます。これも日頃の切磋琢磨の賜物でしょう。まさに見事な飛躍と呼ぶにふさわしいジャンプアップ。ついに私、10歳の壁も、小学生の壁も突き破りました。
シウマさんが言うには、「その時々で微妙に変化します。佐藤さんの精神年齢は、13歳から15歳。中学生ですね。マックスで15歳です」とのこと。
「マックスで15歳」というお言葉に少し引っ掛かりを覚えますが、まあいいでしょう。そんな細かいことは忘れてしまうほどの、めでたい飛躍です。
もう、これからは、しませんよ、人前でオナラ。
15歳ですから。なにせ僕の精神年齢、15歳ですから。ガラスの10代ですから。そんな人前でオナラなんてしてる場合ではありません。
あと、アレです、チンチンも触りません。
私、怒られてる時(主に妻に)、チンチンを弄ぶ癖があるのですが、15歳ですから。なにせ15歳なんですから。そんなアナタ、チンチン触ってる場合ではないじゃないですか。
大体、チンチンを触る主たる目的は、チンポジを修正するためだと思われますが、15歳ともなれば、チンポジを修正する機会は慎重に選ばなければいけません。なにも妻が怒ってる目の前でチンポジを修正しなくたっていいじゃないですか。
これ以上チンポジに言及しますと担当K氏のカミナリが落ち、チンポジを修正してしまいそうになるのでこの辺でやめておきますが、いや~とにかく、めでたい。新年早々、皆さんにこのような吉報をお届けできるのを嬉しく思います。
シウマさんは最後に「15歳を上回ることは未来永劫ないでしょう」と血も涙もないことを仰っていましたが、越えられない試練は神は与えないと言うじゃありませんか。明けない夜はない。登れない山はない。
次は、高校生の壁を突き破ってみせます。まずは主演を務めた映画「さがす」、間もなく1月21日に公開。今年も、漢・佐藤二朗をどうぞよろしく。
■佐藤二朗(さとう・じろう)/1969年、愛知県生まれ。俳優、脚本家。ドラマ「勇者ヨシヒコ」シリーズの仏役や「幼獣マメシバ」シリーズで芝二郎役など個性的な役で人気を集める。ツイッターの投稿をまとめた著書『のれんをくぐると、佐藤二朗』(山下書店)のほか、96年に旗揚げした演劇ユニット「ちからわざ」では脚本・出演を手がける。原作・脚本・監督の映画「はるヲうるひと」(主演・山田孝之)が全国公開中。