RIZINの榊原信行CEO(GettyImages)
RIZINの榊原信行CEO(GettyImages)
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 昨年の大みそかにさいたまスーパーアリーナで開催された「Yogibo presents RIZIN.33」で、「やらせ疑惑騒動」の責任を取り、13日に活動休止を報告したYouTuberのシバターが16日に早くもYouTubeを更新。活動を再開した。

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 シバターは元K-1王者・久保優太に1ラウンドKOで勝利したが、「1ラウンド目うまく時間潰して2ラウンド目で本気で倒しに来てください」などと提案するLINE画面のスクリーンショットがネット上で流出。久保が台本の存在を認めたことから大きな騒動になった。

 大会を運営する「RIZIN」の榊原信行CEOは11日に公式YouTubeで、「シバターの取っている戦法、戦術は、正直品性下劣だしモラルハザード」と批判したが、「プロの世界はスポーツマンシップにのっとって正々堂々という戦いばかりではない。これまでの格闘技の舞台の中で、何度もそういう相手の弱いところを突く、ルールのギリギリ、契約のギリギリのところを突く、何とか勝つために手段を選ばず、『汚い手を使いやがって』というのは手法は違えどあった」と発言。今後は契約書を見直して対戦する選手やセコンド、関係者らが試合内容について直接話し合うことを禁ずるなどの規約を盛り込むことを報告し、シバター、久保を処分しないとコメントした。

 榊原CEOの発表を受けて、シバターは「自分の中ではある程度の正義というか、エンタメとはこうあるべきだという気持ちがありまして、僕は胸を張って自分の仕事をまっとうしたと言えるんですけど、今回は騒動が大きくなり過ぎてしまったんで、誰もシバターに罰を科さないのなら、RIZIN運営も科さないのなら自分で自分を罰するしかないと思いました」と13日に無期限活動休止の意向を表明したが、早くも3日後の16日に動画を更新。「当事者の僕だからこそ分かることがある。初めて出す事実はこうだったんじゃないの?という、真実に一番近いんじゃないかなと思っています」と久保戦について改めて言及した。

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