ゆたぼんのクラウドファンディングには「りらくる」の創業者・竹之内教博社長も100万円を寄付したことを自身のツイッターで明かしている。
「まだ14歳の男の子が何かに向かって突き進んでいる事は素晴らしい。甘やかしていると言えばそうかもしれない。ただ、もし自分の子供なら私は全力でサポートする。それは甘やかしじゃない、愛です」とその理由をツイートしていた。
広島県内の高校に勤務する30代の男性教諭はこう話す。
「ゆたぼんの活動に理解を示して大金を支援するのは自由だと思います。色々な考え方がありますし、否定されるべきではない。ただ不登校の子供たちに元気や勇気を与えるというのが企画の目的で、このような形でお金を集めて同世代の子供たちはどう感じるか。夢があるなと思うかもしれませんが、安直にクラウドファンディングでお金が集まると勘違いしてしまうのが怖い。働いてお金を稼ぐことがいかに大変か。学校に様々な事情で通えない子供たちは致し方ありませんが、学校でその意味を学ぶ機会を放棄してしまっていることに複雑な思いがあります」
13歳の中学生がクラウドファンディングで487万円の支援を受けて、何を感じるか。日本一周の旅は2か月後に始まる。(竹下嘉男)