放送作家でコラムニストの山田美保子氏が楽屋の流行(はや)りモノを紹介する。今回は「串羊 羊サンライズ」を取り上げる。
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コロナ禍、飲食店の経営に支障が出ていることに今も変わりはない。だが、多くの芸能人が積極的にインスタにアップ。大絶賛している店がある。
「羊を語る」ジンギスカン店として既に予約のとれない店の仲間入りをしている麻布十番『羊SUNRISE』の新業態、西麻布の『串羊 羊サンライズ』だ。
私がチェックした限り、Mattさんや『仮面ライダーセイバー』(テレビ朝日系)に主演した内藤秀一郎さん、女優で人気ユーチューバーでもある山賀琴子さんらがストーリーにアップ。他にも女性アーティストや男性アイドルらが通い詰めていると聞く。
若い人だけではない。昨年8月には、『ぴったんこカン・カン』(TBS系)で高畑淳子さんが本店の麻布十番店を紹介。牛や豚、鶏肉などに比べて太りにくいし、高たんぱく、ミネラルやビタミンも豊富なので、肌トラブルにも最適と、女優さんらしい推しコメントだった。ちなみに「ホゲット」という羊肉は、ここでしか食べられないという。
さらには、北海道出身ゆえ、ジンギスカンをはじめとする羊料理には一家言もつ加藤浩次さんは雑誌の取材で『串羊~』に来店。自然放牧で育ったオーストラリア産「パスチャーフェッドラム」のラムチョップや、37月齢のスネ肉を軽く炙(あぶ)ったユッケに舌鼓を打った。『スッキリ』(日本テレビ系)のMCであるうえ、『人生最高レストラン』(TBS系)も仕切る加藤さんは、色々な意味で外食には細心の注意をはらっていると推察する。そんな加藤さんも大絶賛だったのだ。『羊サンライズ』は「羊の夜明け」。オーナーの関澤波留人さんは、「羊肉をめぐる冒険」として、オーストラリアやニュージーランド産、国内消費量1%以下の国内産などから厳選した品種を鮮度にこだわり仕入れをしている。