65歳からは年金もある。投信だけを見て不安になるのもおかしな話。預金や年金もセットにして考えたい。そして人生100年と考えれば、60歳で投資終了というのは早すぎる。
「長期投資に一番必要なのは、おおらかさです。買うときも売るときも、淡々と機械的に。下がったら怖いとか、売ったあとに上がって『もっと儲かったのに』という強欲から離れるためにも自然体でいきましょう。
投資についていろいろ考えすぎず、自分の人生にとって、本当に楽しみなことに貴重な時間を使ってください」
(編集・文/綾小路麗香、伊藤 忍)
※『AERA Money 2022夏号』から抜粋