![横浜・ランドマークプラザに展示されている「シン・ウルトラマン」のバルーン](https://aeradot.ismcdn.jp/mwimgs/9/9/840mw/img_99e78c1ba6fb3c11b385a4805e83beb1128660.jpg)
ウルトラマンが飛んだり、光線を出したりする理由も説明されていて、あの理論が本当かどうかは分からないが「なるほど~」と納得してワクワクしてしまう。そして、今回カラータイマーがないが、地球にいられる限界時間はあるのです。それも納得でした。だからカラータイマーないのかと。
もう一つ、面白かったのは、地球を乗っ取ろうとする宇宙人の存在。よく都市伝説では、「アメリカでは宇宙人と契約が結ばれている」なんて話が出てきますが、日本の政府と宇宙人が色々と交渉していくくだりが出てくる。これを見ると、「意外とない話じゃないんじゃないか」と思ったりして。
やはり、この映画で僕がワクワクしてしまう理由は、大嘘と現実を結び付けてくれていることで、ウルトラマンってありえるんじゃないかと、少しでも思わせてくれること。50歳の自分がそう思ってしまった。
ウルトラマンの戦いにワクワクしたあの頃の気持ちが蘇るし、懐かしいだけではなく、知的好奇心も刺激されながら熱くなれてしまうのだ。
嘘×リアリティー。あらためてこの掛け算がエンタメにとっていかに大事かと考えました。
ちなみに息子は帰ってきてから、スペシウム光線の真似をしてました。子供には子供の見方がある。シン・ウルトラマン。すげー。
■鈴木おさむ(すずき・おさむ)/放送作家。1972年生まれ。19歳で放送作家デビュー。映画・ドラマの脚本、エッセイや小説の執筆、ラジオパーソナリティー、舞台の作・演出など多岐にわたり活躍。パパ目線の育児記録「ママにはなれないパパ」(マガジンハウス)が好評発売中。漫画原作も多数で、ラブホラー漫画「お化けと風鈴」は、毎週金曜更新で自身のインスタグラムで公開、またLINE漫画でも連載中。「インフル怨サー。 ~顔を焼かれた私が復讐を誓った日~」は各種主要電子書店にて販売中。コミック「ティラノ部長」(マガジンハウス)、長編小説『僕の種がない』(幻冬舎)が発売中。
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