料理研究家の黒田民子さんが教える「家つまみでひとやすみ」。今回は「きゅうりのピリ辛つまみ」。
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サラダで余ったきゅうりを使って、たまに作るのが、こちらのひと品。これからのムシムシとした梅雨時にぴったりの韓国風のピリ辛味。ささっと作れる手軽さがいいんです。ビールのおつまみだけでなく、ご飯の箸休めにもどうぞ。
野菜は冷蔵庫にあるレタスなども一緒に使っていただいて結構です。きゅうりはまずピーラーを使って、縞目に皮をむきましょう。そして乱切りにするのがポイント。果肉の部分を多くすることで、調味料がよくなじみます。
乱切りにしたきゅうりはボウルに入れ、塩を加えて軽くもみ、10分ほどおきます。すると余分な水分が出てくるので、ペーパーでしっかりと拭き取ってください。
あとは調味料と薬味を混ぜ合わせ、きゅうりを加えて和えるだけ。簡単でしょう? 辛党の方は、七味唐辛子の量を増やしてください。
ニンニク、ショウガ、ねぎが入っているので免疫力アップにもなりそう。ちょっと食欲がない時も、サクサクとしたピリ辛味に箸が止まらなくなりますよ。
(構成/沖村かなみ)
■きゅうりのピリ辛つまみ
【材料(2人分)】きゅうり2本、塩小さじ1、A(細ねぎのみじん切り1本分、ショウガの千切り10g、ニンニクのすりおろし大さじ1、醤油大さじ1、砂糖小さじ2、七味唐辛子小さじ1、ごま油小さじ1)
【作り方】(1)きゅうりは皮を縞目にピーラーでむき、乱切りにする。(2)(1)をボウルに入れて塩もみし、10分ほどおく。(3)Aの材料を合わせ、水気をしっかりと拭き取った(2)を加えてよく和え、器に盛り付ける。
【ワンポイントアドバイス】味がよくなじむよう、きゅうりは皮をピーラーで縞目にむき、乱切りにする。
きゅうりは塩を振って軽くもむと青臭さや余分な水分が抜け、おいしく仕上がる。
※週刊朝日 2022年6月10日号