「eMAXIS Slim」シリーズ全13本をそれぞれ毎月1万円ずつつみたてた場合のシミュレーション。データ提供/三菱UFJ国際投信(この試算に関する但し書きは本記事の最後に記載)
「eMAXIS Slim」シリーズ全13本をそれぞれ毎月1万円ずつつみたてた場合のシミュレーション。データ提供/三菱UFJ国際投信(この試算に関する但し書きは本記事の最後に記載)

 意外なところで、7位の「eMAXIS Slim先進国リートインデックス」にも注目したい。直近1年間の成績では「米国株式」の5.8%を抑えて8.1%とトップなのである。

 REIT(リート=不動産投信)は、つみたてNISA対象外ということもあり目立たないが、株式以外にも少し分散投資をしたくなったら、選択肢の一つとしてアリかもしれない。

「株式・債券・不動産に分散するのが王道」と投資の教科書に書かれていることだし。

 債券は……銀行預金を債券と思えばいい気もする。「eMAXIS Slim先進国債券インデックス」は20年間のつみたてで45%増なのでまだいいが、「eMAXIS Slim国内債券インデックス」は13.7%。直近1年間の基準価額はマイナス0.38%である。

※この記事はアエラ増刊「AERA Money 2022夏号」から抜粋したものです。AERAdot.掲載の当記事には20年間のつみたて結果を画像で載せていますが、AERA Money本誌には1年、5年、10年の結果も見開き特大サイズで掲載されています。

(編集・文/綾小路麗香、伊藤 忍)

AERA Money 2022夏号(AERA増刊)
AERA Money 2022夏号(AERA増刊)

※eMAXIS Slimシリーズ全13本のシミュレーションデータは2022年2月末現在。「eMAXIS Slim」シリーズ全13本をそれぞれ毎月1万円ずつつみたてた場合のシミュレーション。スタート時に1万円を投資し、各月末に1万円ずつつみたてていったと仮定(最終月末は投資せず)。10年間つみたてた場合の利益が多い順にランキング。設定日より前の期間は、それぞれの「eMAXIS Slim」が指標とする指数で試算し、コストは考慮していない。つみたて期間20年の「バランス(8資産均等型)」「国内リート」に関しては、ベンチマークとなるインデックスのデータ(東証REIT指数)が20年に満たないため、「――」とした。▲はマイナス。データ提供:三菱UFJ国際投信

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