※写真はイメージです(GettyImages)
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 テレビなど各種メディアで話題となり、日本人の食生活を変えた90万部超の大人気ベストセラーシリーズ待望の最新刊『医者が教えるダイエット 最強の教科書』が刊行される。20万人を診た糖質制限の名医・牧田善二氏が、最新の医学的エビデンスに基づき、最も効果的なダイエット法をわかりやすく解説する本だ。「食欲をガマンしない」「キツい運動はしない」「お酒を飲んでOK」などダイエットの常識が次々と覆される。本稿では、本書から特別に一部を抜粋して紹介する。

●「食べ過ぎたら太る」は誤解

 よく「私は水を飲んでも太るの」と主張する人がいます。

 でも、そんなことはあり得ないと、たいていの人は知っています。そして、たいていの人は「食べ過ぎるから太るんだ」と考えています。

 しかし、この解釈も正しいとは言えないのです。

 正確には、食べ過ぎたら太るものと、たくさん食べても太らないものがあって、多くの人が前者に偏った食生活を送っています。

●本当のところ、何を食べると太るのか?

 では、食べ過ぎたら太るものとはなんでしょう。

 以前は、「カロリーの高いもの」「油っぽいもの」がダイエットの大敵だと言われていました。

 たとえば、マヨネーズやバターは太る食品の代表とされてきました。

 今でもそのように考えている人がいますが、医学的に大間違いです。

 私たちを太らせるのは、カロリーや脂肪ではありません。

 人は糖質によって太ります。太っている人は、成分としての糖質を1日300g以上摂っています。500gくらい摂っている人もいます。

 それに対して、脂質やタンパク質は5分の1の60g程度。つまり、圧倒的に糖質に偏った食事をしているのです。

 ここで大事なのは、ごはん、麺、パン、パスタ、イモ類などの炭水化物は、すべて糖質だということです。

 これら炭水化物は「多糖類」といい、消化・吸収の過程ですべてブドウ糖に分解されます。砂糖は「二糖類」で、やはりブドウ糖に分解されます。

 要するに、ごはんを食べるのは砂糖を食べるのと同じなのです。

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体につく脂肪は何からつくられる?