
丸山茂樹氏は、キャディーとゴルファーの関係において、男子選手と女子選手で傾向に違いがあるかもしれないと話す。
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いやあ、めちゃくちゃ暑いですね。8月になったらどうなるのか。心配になっちゃいます。
僕がジュニアだったころは、気温が高くても32度ぐらいでした。熱帯夜もこんなに多くなかったし。ゴルフ場でいうと、いま日本にあるベントグリーンは25度以上の熱帯夜に弱くて、腐っちゃうんですよね。
僕らのころはあんまり根腐れはなかったんですけど、この何年も「夏をどう乗り越えるか」というのがゴルフ場のテーマになってるんです。それぐらい、夜の気温がずっと高いんですよね。
僕自身は日本のツアーを回ってたとき、たいへん言いにくい話なんですけど、暑い8月はもう休みにしちゃったんです。暑すぎて体にもよくないので、思い切って休んでトレーニングし直して、秋のシーズンに向けていくってのが、24歳ぐらいからのルーティンでした。
アメリカへ行くと、一番つらかったのは全米プロですね。当時は8月でしたから。どこが試合会場でもキツかったです。だから、四つのメジャーが7月で終わってしまう現在のスケジューリングは、いいなあと思いますよね。僕は全米プロが一番成績出なかったです。
6月でこれだけ暑いんだから、8月にはトーンダウンしてくれるといいんですけどね。若干希望したいです。7月、8月がこれ以上にならないのを期待するのみですね。
さて、少し前の話になっちゃいますけど、同級生の藤田寛之(53)が国内シニアツアーで初優勝しました。まあ藤田もシニアに専念してたら、ずっと前に勝ってると思いますよ。
シニアの大先輩たちからしたら、「そんなにいっぱい来なくていいんじゃない?」と思うぐらいの強敵でしょうね。まだ本人はレギュラーツアーで勝負するつもりでしょうから、とことんやってほしいなと思いますね。
藤田のシニア初優勝に刺激を受けた宮本勝昌(49)が国内ツアーで優勝争いを演じました。あの師弟関係はいいですよね。芹澤信雄さん(62)に師事する二人でね。いつも仲がいいですし、芹澤さんがうまいこと、シュッとして引っ張ってるんで、すごくいい関係性だと思いますよ。