朝日新聞出版は9月18日、日本口腔インプラント学会による著書『やっぱり大切!「かめる幸せ」をとり戻す あの素晴らしい歯をもう一度』を発刊します。「かむ力」が健康長寿につながることの最新の研究報告や、かむ力を維持するための治療について、国民に正しい情報をお届けします。
厚生労働省の国民生活基礎調査平成28(2016)年の調査によると、「かみにくい」と感じる人は、高齢になるほど増え、75歳以上では68.6%にもなります。50代前半では10.9%なので20年以上の間に「かむ」ことに不満の残る人が約6倍にも増えます。人生100年時代といわれるいま、後半戦に入ってからは、「かむ力」こそが課題だといえるでしょう。
歯を失ったまま放置すると、認知症のリスクが高まることが研究で明らかになっていますが、人工歯で補い「かむ力」を維持できれば、回避も可能です。
本書は、「第二の永久歯」といわれるほど「かむ力」が回復するインプラント治療について、その学術団体である日本口腔インプラント学会がまとめたものです。インプラントは高額、トラブルが多いなどのイメージがありますが、国民に正しい情報を届けたいという思いから執筆されました。
インプラント治療の基礎知識から治療の流れ、手術、治療費、メインテナンス、歯科医師の選び方まで丁寧に解説しています。
主な内容は以下の通りです。
[第1章]歯を大切にすることは健康長寿への近道
[第2章]知っておきたい大事な「歯」の話
[第3章]意外と誤解している「インプラント」について
[第4章]インプラント治療の基礎知識
[第5章]インプラント治療の基本の流れ
[第6章]インプラントの治療費、詳しく教えて
[第7章]治療中・治療後のトラブルとメインテナンス
[第8章]歯科医師を選ぶポイントとは?
[第9章]インプラント治療のよくある質問 Q&A
『やっぱり大切!「かめる幸せ」をとり戻す あの素晴らしい歯をもう一度』
定価700円+税
新書版/本文184ページ/朝日新聞出版