「よし、稼ぐぞ!」なんて意気込んで就職したはずなのに働き始めて1週間、1ヵ月と経過するうちに「この仕事、向いてないわ…」「イメージと違った」などと弱気になっていく。
誰もが経験あるのではないでしょうか。
外資系教育会社でのフルコミッション営業時代、世界第2位の成績を残し、独立後に出版した書籍は累計200万部超えの作家・和田裕美さんが教える「楽しく稼ぐ人になる方法」とは?
彼女が20年かけて伝えてきたことの集大成である書籍『何もなかったわたしがイチから身につけた稼げる技術』の一部を再構成してご紹介。
●稼げる人には共通する「思考グセ」がある
「わたしの周りには、楽しくお金を稼いでいる人がたくさんいるなあ」
友人たちと食事をしながら、そんなことを思いました。
友人たちの職種は実にさまざま。
生き生きとしている人は、得意分野を生かして前向きに行動しているのです。
彼女、彼らと接していて思うのは、共通する「思考グセ」があるということです。
もちろん、稼げる技術を持っている人も!
「こんなとき、あなたはどうする?」と聞いたら、きっと全員が似たような答えをくれるのではないでしょうか。
たとえば、こんな具合です。
ある会社に、同い年の新人さんが2人同時入社しました。
2人は先輩から同じ指導をされ、同じ課題を出されました。
しかし、日が経つにつれ、Aさんは仕事のモチベーションがどんどん下がり、表情も暗く、ミスも連発してしまいます。
一方のBさんはいつも楽しそう。スポンジのように仕事を吸収していきます。
2人はもともとの能力に差があったわけではありません。
同じ境遇の人間に、なぜここまで差が出たのでしょうか。
●仕事の「とらえ方」が違う2人
入社してすぐは覚えることだらけです。
「これやって、あれやって」と慣れない仕事を次々振られると、それなりにプレッシャーがかかります。
Aさんは「やばい、全然仕事が追いつかない。なんか、つらい。この仕事、わたしには向いていない……」どんどん自信をなくしていきました。