(撮影/写真映像部・上田泰世、スタイリスト/吉川雄太)
(撮影/写真映像部・上田泰世、スタイリスト/吉川雄太)

コメント欄に「丁寧に反論」

――無視するのではなく、向き合うんですか。

「いろんな好きがあってもいいんだよって思えないほうが、僕は車好きじゃないような気がします」って。丁寧に、でも本音で書くんです。

 僕、いろんな趣味があるので、いろんな業界に知り合いがいるんです。どこも共通しているのが、ファンが業界を縮めてるということ。思いが強すぎて他のファンが入りづらくなってしまっているんですよね。それがもったいないなと思うんです。

――YouTubeではやりたいことをやると宣言していますが、今後やってみたい企画はありますか。

 モグラですね。

――動物のモグラですか?

 そうです。モグラ、持ったことありますか? 筑波にある国立科学博物館の施設で哺乳類の研究をしている先生がいらっしゃるんですけど、その先生いわく、モグラって今までで触ったもののなかで毛質が一番柔らかいそうなんです。

 ヒヨコよりも柔らかいのかと聞いたら、それよりめちゃめちゃ柔らかい、と。今まで触ったぬいぐるみよりも、一番柔らかかったって言うんです。そう聞いたら触りたくなるじゃないですか?

(撮影/写真映像部・上田泰世、スタイリスト/吉川雄太)
(撮影/写真映像部・上田泰世、スタイリスト/吉川雄太)

――亮さん、おもしろすぎます。

 おもしろすぎるじゃないですよ、あったら触るでしょ。だって今のままだと、人生が終わるときに気になって仕方ないじゃないですか。あんな偉い人がうそをつくわけないから、きっと一番柔らかいんです。

 ただモグラは害獣で、捕まえたら殺さないといけないんです。それはイヤやからもう無理かなと思っていたら、ある専門学校で教えてる方が授業で使うから、捕まえたモグラを引き取ってもらえることになったんです。

 それで、モグラがいっぱい出て困っている場所を教えてもらって、そのエリアで捕ってもいいという許可証をもらいました。1年で100匹まで捕っていいみたいなんです。1匹でいいけどなと思いながら意気込んで2日間ねばったけど、1匹も捕まえられませんでした。だから、まだ触れてないんです。

 あとはホタルイカの身投げも一応見ておきたくないですか? これまで2回行ったんですけど、まだ見られてないんです。

――大変なものに燃えるタイプなんですか?

 努力はそんなに好きじゃないので、大変なものがいいというわけではないんです。ただ、自然系のことは気になるんですよね。

 たとえば、人の家の果物って市場に絶対出ないじゃないですか。食べるためには、その人と友達にならないといけない。それってほぼほぼ無理じゃないですか。そう考えるとすごく寂しくなるし、余計に気になるんですよ。

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