
「解散サプライズ」の舞台裏
――解散の話を二人でしてから、冠番組の「ロンドンハーツ」内で発表するまではけっこう早かったんですか。
3月に話をしたので、3カ月ちょっとですね。それは、番組でサプライズをしたいっていうロンハーとの兼ね合いもあったからです。解散はしても番組は続けるということを最初に合意してから、発表に向けて動きだしました。
――3カ月間、解散のことが漏れなかったのもすごいですよね。
確かに。でも、解散の理由が仲たがいとかやったら、誰かに愚痴を言って、そこから漏れていったかもしれないですね。誰にどう報告するかも二人で決めてたんですよ。
――最後まで二人で設計していったんですね。「解散サプライズ」を仕掛けた3カ月間は、どういう気持ちで過ごしていたんですか。
ソワソワしていました。(狩野)英孝ちゃんとフジモン(藤本敏史)さんとザキヤマ(山崎弘也)さんには絶対バレたくないわけです。ここにバレないってことは、世間にバレちゃだめじゃないですか。解散がうわさされてたら、3人がリアクションを何も取れないから。そこはみんな徹底していましたね。

――みなさんかなり驚かれていましたね。
そうなんですよ。だから、相方も僕もスタッフも向かっているところは一緒でしたね。
――発表して、ソワソワが取れて、その直後はどんな気持ちになりましたか。
ザキヤマさんたちが驚いているなかで僕たちはニヤニヤしてるから、向こうからしたら「何やねん」って感じですよね。でも、僕らは「良かった」「気づかれずにここまでできた」っていう訳わからん、変な感じなんですけど。それもロンハーっぽくていいなって思いました。
――解散について分析した記事がたくさん出たじゃないですか。
あったあった!
――お二人への思い入れを感じる記事が多い印象でしたが、亮さんが読んでしっくりきたものはありましたか。
要所要所ではありましたよ。けど、トータルで読んでしっくりきたのは一個もなかったです。ちょっとずつ違うなって。極端に書きたがるんやなぁと思いました(笑)。
SNSでもいろいろ流れてくるじゃないですか。自分のなかで全部合ってると思うものはありませんでしたね。「勝手なこと言ってんなぁ」「これ見た人はどう考えるんやろう」と思うものもありました。
それと、俺らのことをずっと見てきている世代じゃなく、なんとなく知ってる世代の人はこれが本当だと思って見てるんかなって気になったりもしました。でも、若い子は自分と全然感覚が違うから、それもおもしろい気はしますけどね。
(構成/AERA編集部・福井しほ)