参院選で掲げる政策は、主に10項目。臓器ごとに診療をしている現状の医療を総合診療にシフトし、全都道府県に総合診療医の養成学校をつくることをめざす。また、高齢者の心身をケアする医療体制を強化し、診療科ごとに薬が処方されている現状を変えることで医療費を削減し、現役世代の負担緩和につなげたいとしている。
そのほか、高齢者の健康増進のために散歩がしやすい街づくりを提案。ポルノなどの規制緩和といった「男性ホルモンを増やす施策」も訴えるという。
和田さんは大阪府出身。東京大学医学部を卒業し、米国留学などを経て、現在は「和田秀樹こころと体のクリニック」院長(東京都)。高齢者医療に長くたずさわり、『80歳の壁』『ぼけの壁』など著書も多い。(いずれも幻冬舎新書)。
和田さんは、記者会見前に投稿した自身のYouTubeチャンネルの動画で、記者会見の案内を送った報道各社からの反応が鈍かったことから、「私がひとえに人気がないとか、あまり世間に相手にされていないということなのかもしれない」などと話していたが、当日の会見には記者ら50人ほどが出席した。
(AERA編集部・大崎百紀)
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