写真・図版(1枚目)| マクドナルド・ハッピーセット狂想曲 「マイクラ」「ちいかわ」第2弾も転売 ファンからは「またか」の声も
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 人気ゲームの映画版、SNS発の人気キャラクターとコラボしたおもちゃが付くマクドナルドのハッピーセットをめぐって、5月16日から始まった第1弾では、長蛇の列や転売目的の購入などが報道された。果たして23日から始まった第2弾はいかに? 記者が実際に足を運んだ。

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ニコニコして購入するサラリーマン

 マクドナルドは22日、23日に開始予定のハッピーセット「マインクラフト ザ・ムービー」「ちいかわ」第2弾について、購入時に4個までという制限を設けることを発表した。

 「第1弾」は16~22日までが販売期間だったが、開始からわずか3日目の18日には、おもちゃの配布終了が発表された。

「それだけ子どもたちに人気で……」というわけではない。メルカリなどのフリマアプリで、数百円での転売が相次いでいたのだ。

 23日から始まった第2弾も転売目的の購入者が殺到し、混乱するのでは――。そこで記者は実際に渋谷のセンター街にあるマクドナルドへ行ってみた。

 朝8時。眠らない街も、この時間は静か。「ちいかわ」と「マインクラフト」のおもちゃ付きハッピーセットを求めて長蛇の列ができているかと思いきや、渋谷センター街店は、通常時と大差なかった。むしろ、朝なのでいつもよりも少ないくらいだ。

 ただ、店内のオペレーションは普段と異なるようで、いつもより店員の数が多く、やや慌ただしい。

 飲食店とのコラボが始まれば、どれだけ並んでも初日から行き、部屋の一角に「ちいかわゾーン」を作るほど、「ちいかわ」、特にうさぎが好きな記者は、当然ながら16日も並んで買っており、今回も「ちいかわ」の4種入りセットを購入できた。

 店内には通勤前や通学前のサラリーマンたちが多く、ほとんどの客がハッピーセットを注文していたが、通常の朝マックを楽しんでいる人もいた。

「『ちいかわ』ありますか?」と尋ね、在庫があるとわかるとニコニコして購入するサラリーマンの姿も。

 途中、転売目的に見えた派手な服装をしたグループが来店。身構えたが、どうやら前夜から飲み明かした後に来たよう。彼らはアイスコーヒーを注文していた。

 30分ほど経っても、客足が急増する様子はなく、店は通常営業を続けていた。ちなみに、東京・三鷹にある東八道路牟礼店では、「ちいかわ」好きの母も並ばずに購入できたという。

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