
- 一般財団法人アールビーズスポーツ財団
一般財団法人アールビーズスポーツ財団は、2024年4月から2025年3月の1年間、日本国内で開催されたフルマラソンの各種データをまとめた「全日本マラソンランキング」を発表しました。対象大会数は92大会(前年度89大会)で過去最多、完走者数は33万5,852人(前年度から1万9,397人増)※注 でした。
全日本マラソンランキングは日本のフルマラソン人口を増やすことを目的として2004年度に開始。過去最多の完走者数は2018年度の37万5,907人でした。その後、コロナ禍で大会中止が相次いだことから2020年度は1万1,198人まで減少、そこから6万9,864人、26万2,131人、31万6,455人と回復しています。なお、大会数は2018年度の80大会に対し、2020年度には25大会と減ったものの2024年度(92大会)はコロナ前を上回っています。
年代別にみると29歳以下が5万4,267人。成人年齢の引き下げに伴って2022年度から18、19歳もランキングに含めているため単純な比較はできないものの、これは最多だった2016年度(5万3,288人)を上回る数字です。特に29歳以下の男性は18、19歳を除いた人数(3万9,716人)でも2016年度(3万8,568人)を超えています。50代(9万83人)、60代以上(3万6,664人)もいずれも過去最多だった昨年を上回ってコロナ前(2018年度は50代8万6,640人、60代以上3万633人)より多くなっています。一方、30~40代は15万4,385人とコロナ前(2018年度)の約75%にとどまっています。
※注 同一人物が複数回完走した場合は、ベストタイムのみを採用して集計した数字
■全日本マラソンランキング
大会や年齢別でシーズンごとの国内フルマラソンの完走者の動向をデータベース化する企画で、2024年度で21回目。主要コンテンツの「フルマラソン1歳刻みランキング」は2024年4月~25年3月のフルマラソン(日本陸連公認コースとRBSスポーツ財団の基準に準拠した計92大会及び自己申請された海外対象大会)の完走記録データを集計し、男女別1歳刻みでランキングしています。詳しい内容は5月22日発売の月刊ランナーズ7月号別冊付録に収録。
【一般財団法人アールビーズスポーツ財団について】
財団HP → https://www.r-bies.or.jp/
ランニングやウォーキングをはじめとする市民参加型スポーツの普及・振興を目的とし、2010年に設立。次世代に向けた新しい付加価値創造を目指し、様々なイベント開催やスポーツに関する調査研究等を手掛けている。