
先月、約20年所属した大手芸能事務所「アミューズ」との専属契約が終了し、フリーになったことを発表した俳優の仲里依紗(35)。彼女に長期間密着したTBS系ドキュメンタリー番組「情熱大陸」の一部内容が「里依紗ちゃんに失礼すぎる」などとファンの間で物議を醸してしまった。
4月13日放送の「情熱大陸」では、仲に2023年11月から1年以上も密着取材。番組の前半では、密着スタッフが同局系連続ドラマ「不適切にもほどがある!」や今年3月に最終回を迎えたNHK連続テレビ小説「おむすび」などの現場を訪れ、仲に俳優業に関する質問を複数投げかけていた。
その中で、俳優としての「努力の跡」を引き出そうとした密着スタッフは、仲に“役作り”や“台本の覚え方”について質問。これに仲が「本当に基本的にセリフ覚えてるだけだから」「『役作りって?』とか言われると難しくて」「(方言のセリフは、方言の)先生が言った通りに言ってるだけ」「(台本に)付箋とかつけたことない」などと正直に答える場面が放送された後、「それ以上のインタビューは遠慮してほしいと(仲の)スタッフから促された。なんだか仲里依紗の上澄みだけをすくっているようなもどかしい日々が続き、取材は一時中断」というナレーションが流れた。
続けて、密着が中断してから5カ月後に番組スタッフと仲が打ち合わせをするシーンが登場。ここで、これまでの密着取材の感想を問われた仲が「密着してもらってるのに、もったいない」「女優だからとか、そういうのでやりたくない」などと本音で訴えたこともあり、以降は仲のファッションディレクター兼デザイナーとしての顔や、長崎の実家へのインタビューなど人間性に迫る内容となっていた。
「情熱大陸」の質問が物議
この放送後、ネット上では「里依紗ちゃんのパパも出てきたし、見応えあった!」と好意的な声が上がる一方、「序盤の取材班の質問にイラついたの私だけ? つまらない質問に本人が気を使ってかわいそうだった」「『情熱大陸』って事前にタレントのこと調べないの? 知ってたら仲里依紗にあんな薄っぺらい質問しないでしょ」などとヤキモキするファンも散見された。エンタメ誌の記者が話す。