
15日放送の「土曜プレミアム」(フジテレビ系・午後9時~)は、「THE CONTE」を放送。日本を代表するコント師たちが集結し、今“最も自信のあるコント"を披露し合うという、まさにコントの祭典!「キングオブコント」(TBS系)2009年王者・東京03と、2017年王者・かまいたちがMCを務めるほか、コントで頂点を極めた芸人らが珠玉のコントを披露するというバラエティー番組。第6弾となる今回はゲストに、漫才、コント共に定評のあるサンドウィッチマンが参戦。彼らについて、特に読まれた記事を振り返る(この記事は「AERA dot.」に2025年2月15日に掲載されたものの再配信です。本文中の年齢、肩書等は当時のもの)。
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漫才師は漫才を演じる。コント師はコントを演じる。かつてのお笑い界ではそれが一般的だった。しかし、その垣根を超えて芸人たちが戦う舞台があったら、いったいどんなものが見られるのか。そんなお笑い好きの夢を叶えるお笑いコンテストが新たに始まることになった。それが、日本テレビと読売テレビが共同で主催する「ダブルインパクト ~漫才&コント二刀流No.1決定戦~」である。
この大会では漫才とコントの「二刀流芸人」のNo.1が決まり、優勝者には賞金1000万円が贈られる。プロ・アマ問わず、2人以上のユニットであれば参加が可能。予選は4月から始まり、決勝の模様は日本テレビ・読売テレビ系列で生放送されるという。
2001年に始まった漫才コンテスト「M-1グランプリ」がお笑い界を代表する人気コンテンツに成長したことで、あとに続くように次々と新しいお笑いコンテストが作られてきた。その中で比較的歴史が長いのが、2002年に始まったピン芸日本一を決める「R-1グランプリ」(開始当初の表記は「R-1ぐらんぷり」)と、2008年開始のコントの大会「キングオブコント」である。
そこに続くのが、2017年に始まった女性限定の大会「女芸人No.1決定戦 THE W」と、2023年スタートのベテラン芸人限定の漫才コンテスト「THE SECOND ~漫才トーナメント~」である。それぞれの大会の参加資格は、芸の種類、芸歴、属性などで分けられている。
ここに挙げたものはいずれも大規模なお笑いの大会であり、決勝の模様はテレビの全国ネットで生放送される。決勝で活躍したり、優勝したりした芸人は、そこでチャンスをつかんで一気に人気が出たり、仕事が増えたりする。芸人が世に出るためのチャンスを提供する場所として、お笑いコンテストは重要な役割を果たしている。
優勝候補はどんな芸人?
さて、それでは、漫才とコントの両方を見せる「ダブルインパクト」ではどのような芸人が頭角を現すことになるのだろうか。真っ先に思い浮かぶのは、漫才とコントの両方を専門にしていて、それぞれの分野で結果を出している芸人である。