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1日の土曜プレミアム(フジテレビ系・午後9時)は、「有吉弘行のものまねTHEワールド」。日本人アーティストをこよなく愛する外国人が、そのアーティストのものまねに挑戦し、No.1を決定する。熱いものまねバトルの審査員の1人はタレントの王林。彼女の過去の人気記事を振り返る(この記事は「AERA dot.」に2024年11月7日に掲載されたものを再編集したものです。本文中の年齢、肩書等は当時のもの)。
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地元・青森県で9歳から活動をスタートした。ローカルアイドルグループ・りんご娘に約9年間所属し、バラエティー番組で「東京が怖い」キャラでブレイク。ソロアーティストや俳優として活動し、ミュージカルに初挑戦する。多彩な活動の根幹にあるものは何か。
なぜ東京が怖いのか
――度々、「東京が怖い」とおっしゃっています。ずばり、「東京が怖い」と思ったのはいつからですか。まだ怖いのでしょうか。
王林 物心ついてから、初めて東京に行った小学校のころから、ずっと怖いです。
まず、人が信じられないくらい多くて、電車にはぎゅうぎゅうに人が詰まってる。しかも、すぐ次の電車にも同じくらいたくさんの人が乗っているのが怖いです。
高いところに赤いライトが付いている建物が多くて、「この街は何かに狙われているんだ」と思って恐怖を感じました。
東京に来た初めのころは、「東京の人を誰も信用してはいけない」「とんでもないことに巻き込まれる」と思って、誰とも仲良くしようとしなかったんですが、東京に来る機会が増えて、東京にも田舎から来ている人が多いことを知り、一緒に頑張っている仲間だと思えるようになって、東京にも友達ができましたし、東京の人に関しては考え方が変わりました。でも東京自体はまだ怖いです。
鳥が飛ぶのが速すぎる
――人が多すぎるのがネックなら、大都市圏も厳しそうだ。次に怖い土地はあるのか、尋ねた。
王林 大阪も人は多いけど、津軽弁があるみたいに、関西弁があるじゃないですか。それでホッとするし、フレンドリーな人が多いし、怖いという感じではないですね。東京がやっぱり。
――東京の何が厳しいのだろうか。意外な答えが返ってきた。
王林 鳥が飛ぶのが速すぎるのが、許せないです。
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