竹増貞信/2014年にローソン副社長に就任。16年6月から代表取締役社長
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「コンビニ百里の道をゆく」は、ローソン社長、竹増貞信さんの連載です。経営者のあり方やコンビニの今後について模索する日々をつづります。

【写真】チャレンジ精神と多様性を醸成するために開催されたグループイベントの様子

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 私たちローソングループが重視していること。その一つが、自分たちの個性=「色(カラー)」を大切にしつつ、新しいことに挑戦すること。そんな意識をさらに醸成するために先日、グループ社員が参加する「Challenger's Forum ~COLORS~」というイベントを開催しました。昨年に続いて2回目です。

 ローソン本社、海外、グループ各社のみならず、エリアカンパニーやローソンクルーからも集まった合計8組(9人)の「チャレンジャー」たちが登壇。取り組みの内容や想いを私や2人の司会者とトークセッションしました。

 オンライン視聴も可能で、メッセージ送信や「いいね」などのスタンプ送信機能を使って参加してくれた仲間もたくさんいました。

グループイベントの様子

 今回登壇したのは、ローソングループの公式noteに登場した中から、記事掲載後1カ月間で「いいね」の数が多かった人たちです。ローソンストア100からはリーズナブルな「オリジナルおせち」の開発について。ローソン・ユナイテッドシネマからは世界初の「没入型映画館」についてなど、各々のチャレンジを熱く語っていただきました。

 同じグループとはいえ、お互い知らないことは多々あります。それを共有することで気づきがある。たとえばローソン銀行からはIT戦略統括補佐兼基盤システム戦略部長が登壇、システム開発に関する「革新的チャレンジ」を話してくれたのですが、それに対する応援コメントがどんどん送信されてくるんです。

 共有することでグループへの親近感や誇りが生まれ、「やっぱりローソンっていいな」という思いへとつながっていく。大事なのは多様性です。いろんな価値観の人たちが伸び伸びとチャレンジしていく精神がさらに根づき、育ってくれたらと考えています。

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