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2月13日はNISAの日。新NISAがスタートして1年が経った。まだ手続きしていない人も、すでに済ませた人も、いまいちど制度を復習したい。過去の人気記事を振り返る(この記事は「AERA dot.」に2024年12月20日に掲載されたものを再編集したものです。本文中の年齢、肩書等は当時のもの)。
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「効率よくお金を増やしたい」なら分配金を出さない投資信託がおすすめだが、日本の個人投資家はインカムが大好き。分配金利回りの高い投資信託を探った。AERA 2024年12月23日号より。
2024年9月18日設定、27日発売の「楽天・高配当株式・米国ファンド(四半期決算型)」(以下、楽天・高配当株式)が当たった。発売約1カ月の10月末で純資産総額469億円。11月末で790億円と人気だ。
新NISAでは「eMAXIS Slim」や「SBI・V」「楽天・プラス」などコストの安いインデックス投信が主流。これらの投信は分配金を抑制し、ファンド内で再投資してくれている。効率よく資産を増やしたいなら、このタイプがいい。
対して「楽天・高配当株式」は年4回、分配金がもらえる。この投信の中身は、海外ETFの「シュワブ・米国配当株式ETF」。いわゆる「海外ETF1本を買うだけ投信」である。
シュワブETFには連続10年以上、配当が出ている米国株約100銘柄(REIT除く)が組み入れられている。みんな大好き米国株、連続増配、年4回の分配金。日本の個人投資家が好む要素が揃った投信だ。
楽天に切り込むSBI
「配当」「分配金」が好きな投資家は多い。「分配金が出ない投信のほうが運用効率がいいと頭ではわかっていても、分配金が出るとうれしい」「老後に自分で必要に応じて売るより、勝手に分配金が振り込まれたほうが気がラク」という声を聞く。
さて、楽天・高配当株式のヒットを見て即座に動いた運用会社がSBIだ。「SBI・S・米国高配当株式ファンド(年4回決算型)」を12月20日に設定、運用を開始する。当初募集が12月6日に始まったが、初日だけで150.2億円の申し込みがあった。中身は楽天・高配当株式と同じ、シュワブの海外ETFだけを買う投信である。
中身は同じだが分配月が違う。楽天・高配当株式は2月、5月、8月、11月。SBI・S・米国高配当株式は3月、6月、9月、12月。信託報酬も違う。楽天・高配当株式は0.192%(税込み・年率/以下同)、SBI・S・米国高配当株式は0.1238%。楽天より安いのは、やはり後出しだから? SBIアセットマネジメント社長の梅本賢一さんに取材した。